はじめに:製造業を悩ませる「エクセル地獄」

「どのエクセルが最新版か分からない」
「現場の担当者に聞かないと作業の進捗が分からない」
「毎月の集計作業に時間を取られて他の業務が進まない」

これは、新潟県長岡市のある部品加工メーカー・B社の社長が、キントーン導入前に感じていた悩みです。

エクセルは手軽で便利なツールですが、情報が分散しやすく、特に製造業においては工程管理・在庫管理・受発注管理・品質記録など、扱う情報が多岐にわたるため、すぐに破綻をきたします。

B社は、当社の「キントーンサブスクリプション構築アップデートサービス」を利用して、日々の業務をクラウド化。結果として、年間100万円以上のコスト削減に成功しました。

今回は、その具体例とキントーンの活用方法をご紹介します。

1. 現場の“困った”を吸い上げることから始まった

B社では、製造部門・営業部門・総務部門がそれぞれ独立してエクセル管理を行っており、以下のような課題が発生していました。

  • データが属人化し、他人が見ても分からない
  • 類似データが複数存在し、更新ミスや二重入力が頻発
  • 月末集計が毎回手作業で、数時間かかっていた
  • クレーム対応時に過去の情報を探すのに30分以上かかる

当社のキントーン導入支援では、まず現場ヒアリングを実施。現場から出てきた声をもとに、「今一番困っている業務」を洗い出しました。

その結果、初期開発として着手したのは次の3つのアプリです。

2. キントーン導入初期で構築した3つのアプリ

①【生産工程管理アプリ】

エクセルで管理していた工程表をキントーンに一本化。製品ごとの加工工程、進捗、担当者、納期などが一覧表示されるように。

効果:

  • 朝礼時の工程確認が3分で完了(従来15分以上)
  • 製品ごとの進捗がリアルタイムで可視化
  • 工程の遅延を自動アラートで通知

年間コスト削減: 月30分×20営業日×12ヶ月=120時間 → 約36万円(人件費換算)

②【不良対応・品質記録アプリ】

過去の品質トラブルをキントーンに蓄積し、検索・分析が容易に。ロット番号からトレースできるようになり、ISO対応やクレーム対応が迅速化。

効果:

  • 過去の不良履歴検索時間が平均30分→5分に
  • クレーム対応の信用度向上
  • 品質向上に向けた傾向分析が可能に

年間コスト削減: 1件あたり25分×月10件×12ヶ月=50時間 → 約15万円

③【受発注・在庫管理アプリ】

営業と生産の連携を強化するため、受注情報から在庫引き当て・納期情報までを一元管理。倉庫スタッフもスマホで情報確認可能に。

効果:

  • 営業担当が現場に確認する手間が0に
  • 在庫の「見える化」で欠品・余剰が減少
  • 在庫棚卸しが手書き→バーコード連携で時間短縮

年間コスト削減: 作業時間年間40時間削減 → 約12万円

3. サブスクで「常に進化する業務システム」に

B社では、キントーン導入後も月額サブスクリプション形式で以下を継続しています。

  • 月1回のオンライン打ち合わせ
  • 小さな改善アプリの追加・改修
  • 現場からの改善要望の反映

たとえば、月に1件「こんな機能がほしい」という要望が上がり、それを我々が即座に実装。現場は数日後からその改善を実感できます。

この「小さな改善の積み重ね」が、現場の満足度と効率を大きく引き上げているのです。

4. 導入後1年で得られた成果

項目効果
工程管理の見える化工数120時間削減(約36万円)
品質対応の迅速化時間短縮+信頼性向上(約15万円)
在庫・受発注の効率化作業効率化+ミス減(約12万円)
クレーム・納期トラブルの減少損失回避(約20万円)
紙帳票の削減・印刷費削減年間5万円程度のコスト削減
合計年間約100万円以上の削減効果

5. DXは「小さく始めて、続けること」が鍵

DXと聞くと「大掛かりなIT投資が必要」「専門知識がないと無理」と考えがちですが、B社のように「月額のサブスク型で、小さく・早く・確実に始める」ことが成功のポイントです。

現場が困っていることに対して、今ある業務をそのままキントーンに移す”。それだけで業務効率は劇的に変わります。

そして、毎月少しずつ改善を積み重ねることで、確実に社内に浸透していきます。

まとめ:エクセルから脱却し、次の一手を

エクセル管理に限界を感じている社長様へ。キントーンは、現場が主役の業務改善ツールです。そして、サブスクによる定期的な支援があれば、構築後も常にアップデートし続ける「進化する業務基盤」を実現できます。

もしご興味がありましたら、まずは無料相談・お試しデモをご体験ください。1週間のテスト導入からスタートできます。

「うちの業務でもいけるかな?」という素朴な疑問から、お気軽にご相談ください。